ねもちゃんのはきだめ

変な夢を見たときの記録用

今 現実を生きている私に 母性はあるか

近頃、処方された睡眠導入剤を飲んでいるおかげで、あまり夢の記憶がない

中途覚醒がなくてありがたいことだけども、代わりに起きてしばらく動きたくなくなってしまう

それに、夢の内容は覚えてなくても、背中に汗をびっしょりかいた状態で目が醒めるのはなかなかに気分が悪い

布団にくるまっているのに、起きた瞬間から寒くて仕方ない

この目覚め方は一日中気分が悪くて仕方がない

 

近頃はわざと薬を飲まないで眠る日もある

もちろん安定剤は飲むけれど、夜中までバイトをして、次の日の午前中から出勤だと、

寝坊して遅刻するのが怖いからだ

そういうときや、二度寝の時は、どうしてもよくない夢を見ることが多い

こればっかりは仕方がない

 

先日見た夢で、私は妖怪とか、化け物とか、そういう類の何かだった

一般の人間には視認されない、とても大きな怪鳥だったようだ

ようだ、というのは、常に私の目線で話が進むから、自分の姿なんて知らないからだ

 

夢の中の私には、真っ黒い旦那がいて、人の姿をした子供を2人連れていた

どうやら夫婦喧嘩の最中らしい

子供2人を連れて山奥の、昔化け物たちの住む里があった場所に来ていた

そこら一体はすでに人間の手が入っていたが、かなりの田舎だからだろうか

私の目指す場所はもう誰も人のいない、閉校された小学校になっていた

そこまで追いかけてきた真っ黒い旦那を私は拒絶して、子供2人をその場において、窓から飛び立って逃げた

 

私はどうやら焦っていたようである

今までに卵を4つ産んだ

最初の1つは孵らなかった

2つめと3つめが孵ったのが、人の姿をとった子たちである

4つ目は自宅の近くに産んだものの、まだ孵る気配がない

それなのに、また卵が生まれようとしている

飛び出した私はそのまま、日本の無人島の中から卵を産むのに条件のいい場所はないかと探し飛び回った

とにかく必死だった

近くを飛ぶ海鳥たちがあの島はどうだこうだとお喋りしているのが耳に入る

噂と実物の島を見比べながら、ここではだめだ、こっちもだめだと探し回る

 

今度こそちゃんと孵さなければ

ちゃんと孵してあげなければ

 

その時、人間でいう陣痛だろうか

卵がもう私から出ようとしていた

どうも私の中にある卵は1つではないようであった

もうここでいいだろうか、でもここでいいのだろうか、今度はちゃんと孵るだろうか

そう思考の渦に飲まれていく最中に、目が覚めた

 

起きた時、背中は熱帯夜をやり過ごした朝みたいにびっしょりと濡れていた

あの怪鳥の私には、無事に卵を産んで、そして孵してあげてほしい

鬱々しい卒業式

私の中の学校の校舎というもののイメージは、どうも卒業した学校の寄せ集めみたいにチグハグらしく、

夢の中に出てくる学校の校舎も外観と中身があっていなかったりと何かとおかしな点が多い

 

今日は高校の卒業式、の(おそらく最後のリハーサル)練習だった。

周囲にいるのは確かに過去クラスメートだったはず、の生徒達であった。

しかし小・中学校、高校、大学と接点はバラバラの、変なクラスメート達だった。

体育館のパイプ椅子に私はぶすくれて座っていた。

卒業生のはずなのに、何故か在校生よりもステージから離れた位置の席である。

まあ大体の卒業式のテンプレみたいな進み方をした。

証書と花を一輪受け取り、歌を歌い、写真を撮る。

何故か練習のはずなのに、来賓席のような場所に着飾った親達がいる。

わたしの母親も、赤い服を着てそこにいた。

夢の中故の矛盾が多い。

 

お昼休憩に入ります、とアナウンスが流れた。

もうほとんど卒業式なのだろう、卒業生達はそのまま体育館でだったり、教室に戻ったりして、豪華な昼飯を食べている。

親達の差し入れだったり、自分たちでカンパを募ったりしたようだ。

わたしのクラスメート達は体育館にいたが、わたしは1人で教室に弁当を取りに行った。

1人で教室で食べようかとも思ったが、教室の中も卒業式近くの浮ついた雰囲気でいっぱいで、外に出た。

 

他のクラスの子達が、廊下で騒いでいる。

ゲームをしてたり、写真を撮ったり、笑顔でわたしにも声をかけてくる。

わたしも同じように適当に返事を返して廊下を進む。

なんとなく虚しくて、目が潤む。

階段を降りていくと、在校生達が階段を上ってくるのとかち合った。

口々におめでとうございます、と言ってくる。

とうとう決壊した。その場で泣き喚いた。

何がめでたいものかと。わたしには何もないのに。

また死ねなかった。卒業式までに死にたかったのに、また死ねなかった。

現実では経験がないくらい、大声で、大口を開けて、泣き喚いた。

そのまま階段を降りて、体育館に向かう。

涙は全く止まらなかった。

 

体育館は相変わらず浮ついた雰囲気だった。

いっそ母親に泣き付こうかと思ったが、もう母親はいなかった。

大きくしゃくりあげながら体育館の自分の席に戻った。

誰もわたしのことなんて気にしなかった。

卒業式に感極まって泣いているのだろうと、いっそ微笑ましくぬるい目で見られた。

大声で、違うのだと、そんな希望に満ちた理由で泣いているのではないと、必死で訴えたけれど、誰も聴いてはくれない。

死にたい、死にたいと訴えながら泣き続けた。

 

目が覚めた。最悪の目覚めだ。

バイトだ、遅刻だ、急いで着替えて行かなくては。

気分が悪いし、遅刻確定だし行きたくないが、バイトだから仕方ない。

とりあえず行かなくては、と急いで家を出る直前で気付いた。

今日は休みだ。だからタイマーもかけずに昼寝をしたんだ。

ああなんだ、よかった。いや、よくないけれど。

でもやっぱり気分が良くないな。

 

目が覚めた。全部夢だった。

わたしは毛布の中から全く動いていない。

起きてすぐは、何が何だかわからなかった。

ここがどこなのか、何をしなければならないのか、今はいつなのか、私は何なのか。

しばらくじっと毛布の中で息を潜めていて、そこでやっと気付いた。

全部夢だったんだ。

気分が悪いことには変わりがない。もう何もしたくない。

もう今日はここから動くのをやめよう。

こんなに体が重たいんだから。

ああ、なんて最悪な夢を見たんだろう。

でも少し、あの大声で泣きわめく私が羨ましかった。

ぼくはわるいくまじゃないよ

 

庭の花壇の草むしりをしてた

レンガと土の隙間から生えた雑草が多くて、しばらく苦戦していた

リビングから聞こえてくるアナウンサーの声がニュースを読んでいる

「熊が多く出てきています、気をつけてください」

 

道路を挟んでお向かいの家を見ると、窓の近くに茶色の熊がいる

デフォルメでもなんでもなく、普通に熊だった

奥さんが小さな子供を抱き上げて、窓から熊を覗いていた

私は一緒に草むしりをしていた弟に声をかけた

「ねえ、あっこ(あそこ)、熊いるんだけど」

弟は一瞥くれてから、また草むしりを始めた

「こっち来たら家ん中入ればいいっしょ」

「そっか」

(現実では家は決して田舎ではないし、熊などでない

近所で見かけられるのはせいぜいが野良猫とカラスくらいだ

夢の中でも私は熊なんて初めて見たような反応だったし、こんなとこにも来るのねえという感じだった)

 

またしばらく草むしりを続けていると、門の近くに大きな犬がいるのに気付いた

野犬かなあ、と思った

私はニンニクだったか、玉ねぎだったか、何かにおいの強いものを適当な大きさに切って門の近くに投げた

犬は嫌そうな顔をしてそのままどこかへ行ってしまった

 

またしばらくして、今度はお巡りさんが2人来た

門の近くに投げたニンニクだか玉ねぎだかを不思議そうな顔でチラチラ見ながら

「熊がいますからね、気をつけて」

それだけ言って帰っていった

 

またしばらくすると、今度は門の近くに熊がいた

大きな茶色い熊で、普通に怖かった

弟に家に入るように言って、2人で大急ぎで家に入って扉の鍵を閉めた

庭に面する大きな窓も閉めて、私はリビングでちょっと怯えていた

なのに親父は普段の軽装で、何でもないように外に出ようとする

「えっ、熊いるよ、外でんの?」

「こっちが何もしなきゃ、何もしてこないよ」

本当に外に出ていった

庭には熊が一頭いて、窓から家の中を覗いていた

母親はまるで家の窓のガラスが動物園にある透明な仕切りであるかのように平気で窓に近付いていく

まるで常識が違うのが私だけのようだった

親父は多分近くの自販機でコーラを一本買って帰ってきた、普通に無事だった

私がちょっと目を離したすきに、熊は庭から別の窓の方に移動していた

その窓だけ、網戸のままだった

不幸なことに、私はその窓のすぐそばにいたのに、レースのカーテンで網戸のままなことに全く気付いていなかった

熊は長くて鋭い爪の生えた茶色い手を伸ばして、器用に網戸を開けた

私はすごく怖くて、ちょっとだけ顔をいれて家の中を覗き込んで来る熊の鼻っ面にパンチした

でも全然力は入ってなくて、ぺちん、という感じのパンチだった

熊は窓から家の中へ入って来た

親父が、何にもしなきゃ何にもしてこないって言ってたのに、やってしまったなあと思いながら後ずさった

熊は(うちの天井はそんなに高くないはずなのだが)二本足で立ってこちらを見ていた

そこから動かず、私の方に手だけを伸ばして来るが、長い爪が怖くてさらに後ずさる

いつのまにか私の後ろにいた親父に、後ろから幼子のように抱き上げられて、熊の方に連れていかれた

熊は私をよこせというように手を振る

親父は事もないようにわたしを熊に渡そうとする

私は熊の手が怖くて、逃げようとするが、バランスを崩して変な体勢で熊に受け止められた

熊は私を持ち直すと、本当に見た目の凶暴さの割に器用な手で高い高いでもするように私を持ち上げた

サーカスの熊みたいだな、と思った

 

そこで目が覚めた

 

左腕から春

椅子に座ってだらけていた。

ふと自分の左腕を見ると、足でいう内くるぶし(橈骨茎状突起)の辺りから、なにやらもさっと生えている。

冬の長袖を言い訳に剃毛をサボりすぎただろうかと、一応女性として気にしてよくよく見てみる。

しかし、これは体毛ではなかった。

どう見ても緑色の、春先に見かけるちいさな白詰草の葉のようなものが腕の一部にびっしりと生えている。

なぜだか私は、誰かと出かけている時にふと腕の剃り残しを見つけたような、そんな恥ずかしさと焦りを感じた。

私は急いで左腕に生えた緑を引き抜いた。

毛抜きで毛を抜いた時のように、根っこの弱い雑草を土から抜いた時のように、容易くずるりと根っこごとまとめて抜けた。

ゴミ箱に抜いた白詰草を捨てると、なんとなく気になって捨てたものをまじまじと見てみた。

根っこが、異様に長い。

ゴミ箱から1つつまみあげてみると、その根っこが、毛細血管のようだ、と思った。

その瞬間、ぞわり、と気味が悪くなって、すぐに手に持っていた葉っぱを捨てた。

なんだか、白詰草たちを抜いたことがしてはいけないことだった様な気がして、結局何も見なかったことにした。

 

そこで目が覚めた。少し、いやかなり、寝すぎた。

一人暮らしにしてはやや広いアパートの部屋の中 起きた私は眼鏡をかけながらベッドを降りて水の入ったペットボトルを手にとる

小さな白いテーブルの上には沢山の鉢植えが並び、色とりどりの花が咲いている

水をやらねばと近付いてよく見てみると、その中のいくつかは造花だった

なにも考えずに生花の鉢植えにだけ水を注ぐ

満足して顔を上げると、部屋がおかしいことに気付いた

部屋にあるはずのテレビや棚の上の人形などがなくなって、代わりにこれでもかと鉢植えが並んでいる

テレビ台の上の鉢植えは殆どが生花だったが、その中のいくつかは枯れて茶色くなっていた

不思議に思いながらもまた全ての鉢に水をやる 次に棚の上の鉢を見る

こちらは造花の鉢か枯れた鉢しかなかった

何故か無性に悲しくなって、何かにごめんねと謝った

 

飽きたわけでも忘れていたわけでもないんだよ

 

ひどい悪夢を見続けることに変わりはないんだけど、内容が少し変わってきた

今までは明らかに夢だと分かる内容のものばかりだった

なのに、だんだん夢がリアルになってきていて

今では現実の記憶と混じって何が本当に起こったことだったのかが分からない

夢と現実の境が曖昧になってきている

 

起きた瞬間に汗びっしょりになっているような悪夢じゃないけども、でも悪夢に変わりない

しかも夢だということを忘れるのが早い

 

ここにメモをするなりすれば、少しは混乱することもなくなるのかもしれないけど、なかなか難しい

女児力

今日ね、お菓子の量り売りのお店に行ったの
あれもこれもってねだる子供に対して、お母さんは100gまでねって言ってた
それを可愛いなと思いながらわたしは好きなものを好きなだけ詰めてきた

ちっちゃい頃は、大人になったら自分で好きなもの好きなだけ買うのが夢だった
それで誰にも文句は言わせない
わたしは今日そのちっちゃい頃の夢を叶えてきたの
でもお金を払って店を出たら、「大人になって良かったことってこの程度のことなんだよな」って思った

帰ってきてから、お酒を飲みながらその話をママにした
そしたらママはテレビを見ながら言った
「でもさ、大人になって好きなものを買えるお金を手に入れる頃には、大人買いってしなくなるよ」

「小さい時は『かわいいから』『欲しいから』欲しがるけど、大人になったら『こんなにかって食べるかな』『これ美味しいのかな』って考えるから、結局そんなに買わないんだよね」
確かに、わたしの袋の中のお菓子はたったの200gもなかった
袋の半分どころか、1/5くらいしか入ってなかった

なんか、悲しいなって思った
今だって自分をちゃんと大人だと思ってないけど、子供の時のがよっぽど楽しいよなって思った
あのお店にいたちびっ子も、あと10年ちょっともしたら同じように思うのかな

なので私の当面の目標は女児力を上げることです
純粋に楽しめる心が欲しい
欲望のままに楽しめる女児の心が欲しい
ので、女児に近付くべく女児力を上げます